水と健康―狼少年にご用心 (シリーズ・地球と人間の環境を考える)林 俊郎
日本評論社 刊
発売日 2004-02
説得力あります 2007-06-14
以前読んだ「環境ホルモン」と同じシリーズ。
「環境ホルモン」が非常に説得力があったので他の本も読んでみることにしました。
最近すっかりイメージが低下した水道水ですが、実はいろいろと役に立っているということですよね。特に驚いたのは塩素で殺菌した水道水がピロリ菌を殺すということでしょうか。そのおかげで世界の胃がん患者は減少しているというのもまた驚きです。
その一方でAF2のような発がん物質を放置した厚生省の責任は重いですよね。そのせいで塩素消毒のおかげでもっと減ってもよかった日本人の胃がんが減らなかったのですから。それどころか「日本人に胃がんが多いのは野菜を食べるため」などという滅茶苦茶な調査をしていたのですから。
それにトリハロメタンの危険性はたいしたことがないということ、それだけではなく、トリハロメタンの幻に怯えたペルー政府が水道の塩素消毒をやめたおかげで腸チフスが大発生したなどという情報もまた収穫でした。
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